9月21日(火)
天気;晴れ
気温;29℃
風;西南西
波;午後よりやや高し
今日は、Tuna-Sandによる実験が行われた。前回までのチムニーの3次元形状取得に変わり、今回からは海底面のレーザによるスキャンである。それと同時に画像撮影も行い、海底の写真を作成した。写真1枚に写る範囲は約2mであるが、連続して撮影した数百枚をジグソーパズルのように張り合わせることで、数10m四方の海底写真となる。場所は前回と同じである。
Tuna-Sand制御中の様子
(右のコンピュータの画面に映っているのが、Tuna-Sandの経路計画)
レーザスキャンを行っていくと巨大なチムニーや去年Tuna-Sandが潜航の目印として置いてきたマーカーなど様々なものに出会った。このような出会いは海底探査の魅力をあらためて教えてくれる。淡青丸には船員をはじめ、様々な大学の先生や研究者が乗船しているが、Tuna-Sandが船内のモニタに映し出す光景に皆が興味津津であった。
巨大チムニーをスキャンする様子
Tuna-Sandは海底のレーザスキャンを行い、目的のデータを集めた後、無事に帰還した。今日も大漁旗は掲げたが、昨日のTri-Dog仕様に対し、Tuna-Sand仕様へと変更した。
帰還したTuna-Sandと大漁旗
(Tuna-Sand仕様だが、写真では判別が難しい)
午後も、引き続きレーザスキャンを行い、Tuna-Sandは無事に帰還した。これで本航海における実験はすべて終了した。残る作業は明日の下船に向けて荷物の後片付けと来週の報告に向けてデータ解析を行うことである。
最後の夕食
(今年初めて食べた秋刀魚であった)
夕食の後は、荷物の後片付けを行い、乗船研究者全体で飲み会を行った。先週の村尾を頂いて以来のお酒であった。淡青丸に乗船してから多くの実験を行い、長かった印象もあるが、あっという間に過ぎた感覚もあり、不思議な感じであった。
明日の10時には、鹿児島港に入港する予定であり、荷降ろしを素早く行いたいと思う。
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