2010年9月20日月曜日

2010/09/17(金)

917()
天気:晴れ
気温:27℃
風:西
波:穏やか
 今日は、昨日Tri-Dogが船上から位置が確認できなかった問題の対処のためにウインチでTri-Dogを降下させていき、通信のテストを行った。

ウインチテストを開始するTri-Dog

 ウインチで深度70m付近まで降ろしていく。深度40mを過ぎたあたりで認識不能になった。

船上から計測したTri-Dogとステーションの位置
(船の後方にマークが出ているのが読み取れる)

同じ条件でTriDogのスラスタを停止すると安定して計測できたため、スラスタのノイズが原因と考えられる。しかし、スラスタを回さずに探査は行えないので、安定して認識可能なTuna-Sandのトランスポンダを装着することした。

トランスポンダを装備して、潜航を開始するTri-Dog

 2日目の昼食は炒飯にサラダ、汁物であった。船内には厨房も完備しており、食事の時間が近づくと調理が始まり、船外にいても食事のいい匂いがした。船内には多くの乗組員がいるが、人数分の食事をもれなく貯蔵管理するのは大変だと感じた。

昼食の様子

 Tri-Dogは午後も潜航し、無事に探査を終了した。また海底ステーションを音響切り離し装置で回収した。呼び出し装置の電池切れという問題が発生したが、どうにか回収することができた。午前中のウインチテストも含め、船のスタッフの方達の的確なサポートにより、安定したミッションを遂行可能である。

ステーションの周りを周回する淡青丸
(操縦精度も非常に高く、安定した調査ができた)

船内の研究室の様子
(様々な機器類が所狭しと並んでいる)

明日からは、Tuna-Sandのチムニー観測が控えている。今回はAUVモードではなく、ROVモードでの潜航となるため、潜航中に海底の様子が確認できる。
一方、ステーションはプログラムの問題でログデータに若干の問題が発生していることがわかった。この調査を明日行っていく予定である。

本日の桜島(今回はステーションといっしょに)

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